山梨県在住・43歳・会社員・男性
私はある日、太陽の光や車のライトが目に入ると、目が痛くなるようになり、これは変だと思い病院に行ったところ、糖尿病網膜症と診断されました。その時既に新生血管というもろい血管が出来ており眼底出血した状態で、かなりひとい状態であることが分かりました。病院ではレーザーによる治療が始まりましたが、先生からは「もう進行を止めることしかできません」と言われ愕然としました。その時既に以前は0.7有った視力が、0.2まで落ちていました。このままでは仕事にも影響するし、将来どうなってしまうんだろうか、という不安にかられました。
そこで何か治療する方法はないだろうかと思っていた時、先生の本に出会い治療を受けることになりました。初めての治療の時、先生にもう大丈夫ですから安心してください。ここでは最低が現状維持ですからと言って頂き、ほっとしました。治療室に通い始めた頃、周りの景色はぼやけ、メガネなしでは生活できない状態でした。3週間に1度の治療を続けて行き、3回目の治療が終わり、10日位経った頃、見え方が少し良くなったような気がしました。4回目の治療の前に視力を測ってみた所、やはり0.1上がっていました。
その後も治療を続ける中で何回か変化が有り、7回目の治療が終わった頃には0.5にまで回復し、2年経った今では、状態の良い時は0.8が出るようになりました。今ではメガネをかける事もなく裸眼で日常生活を送っています。この病気は中途失明者が日本で一番多く、年間3千人が失明している事を先生から教えて頂き、この治療を受ける事が出来て本当に良かったと思っています。